横溝正史『呪いの塔』 あえて「ひまつぶし」と呼ばせてもらう。ブルドーザーのような力でみごとにヒマがつぶされていった。 列車に乗って軽井沢に向かう出だしから、筋立てがくっきりして、むだなく引き込まれる。なにしろ、百年前の小説、であることがスゴイ。 つづきを読む »
映画『ジェントルメン』 手を替え品を替え、制作はしたが、いつものギャングコメディー。とはいうものの、お約束のどんでん返しは、規模は小さいものの、そここにあって楽しみは十分だ。 マコノヒーの出る映画は、いつもひねりがあるので、そういうのを期待する人にとっては、楽しみ十分。 つづきを読む »
映画『ザ・スイッチ』 殺人鬼と女子高生が入れ替わるというホラー映画。 中身が入れ替わる筋立てのドラマは最近よくみかける。主人公が最後にどうなるのか、が見どころだが、そこへの道筋はそれなり、 つづきを読む »
映画『騙し絵の牙』 最後まで飽きさせないで見せた。主要な登人物のそれぞれが、きっちりと役柄を演じていた。 展開もテンポよく心地よい。カメラもセットもすんなり納得できた。ドンデン返しもあり、面白かった、という印象でスクリーンを後に出来た。 だが、残念ながら、感動がない。 つづきを読む »
映画『ライアーXライアー』 親同士が再婚したので、姉弟になってしまった、男女の青春恋愛ドラマ。 渋谷の雑踏で、二人がぶつかるシーンからはじまるが、ある事情、という設定ではあるものの、出だしの悪さが、徐々に挽回されて、ハッピーエンドに向けて… つづきを読む »