紅茶とりんご

横溝正史『呪いの塔』

あえて「ひまつぶし」と呼ばせてもらう。ブルドーザーのような力でみごとにヒマがつぶされていった。 列車に乗って軽井沢に向かう出だしから、筋立てがくっきりして、むだなく引き込まれる。なにしろ、百年前の小説、であることがスゴイ。

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映画『ジェントルメン』

手を替え品を替え、制作はしたが、いつものギャングコメディー。とはいうものの、お約束のどんでん返しは、規模は小さいものの、そここにあって楽しみは十分だ。 マコノヒーの出る映画は、いつもひねりがあるので、そういうのを期待する人にとっては、楽しみ十分。

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映画『BLUE/ブルー』

質感をもってはじまっていく映画だった。グローブのアップからはじまり、シャドウボクシングで終わる、はじめから終わりまで、ボクシング愛の映画だ。

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映画『ザ・スイッチ』

殺人鬼と女子高生が入れ替わるというホラー映画。 中身が入れ替わる筋立てのドラマは最近よくみかける。主人公が最後にどうなるのか、が見どころだが、そこへの道筋はそれなり、

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映画『騙し絵の牙』

最後まで飽きさせないで見せた。主要な登人物のそれぞれが、きっちりと役柄を演じていた。 展開もテンポよく心地よい。カメラもセットもすんなり納得できた。ドンデン返しもあり、面白かった、という印象でスクリーンを後に出来た。 だが、残念ながら、感動がない。

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映画『ライアーXライアー』

親同士が再婚したので、姉弟になってしまった、男女の青春恋愛ドラマ。 渋谷の雑踏で、二人がぶつかるシーンからはじまるが、ある事情、という設定ではあるものの、出だしの悪さが、徐々に挽回されて、ハッピーエンドに向けて…

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とは,とは。

きおく

風でもない、匂いでもない、爽やかな感覚ですらない、ただひたすら、そこにあるもの。

迷路

知ってか、知らずか、いつも、ここから先。

ここ

しずかに息をする。動かない。それが、大事。

時は無垢だ

時って、向こうで待っててくれると思う。だから、何か用意して行くと喜んでくれる。

みちる

何もないけど、みち足りる、ってありだよね。

たなごころ

あなたと、人間の、はじまりからある道具を、私はいとおしくしているだろうか。

eno

とおく

ちょっと前のめり。体の重心がひたすら前方に向かう。

わかちあい

待つ。でも、それを知っているのは私だけではない。

見える時間

ホント? たぬき、のうさぎ、私が通った美しい道。

波がヒタヒタ

明るい陽をあびて海岸を歩く。風が気持ちよく肌をぬける。波のざわめきが心の奥のささやきを誘い出す。たくさんの友だちに囲まれているように。

カタンコトン、生きるリズム

春が来て、夏が来て。繰り返しではないけれど、繰り返す。人生にもリズムが。ゆっくりと沈む。ゆっくりと浮き上がる。ゆっくりとゆさぶられる。

そこにある奇跡

蓮の花は八月に咲く。毎年咲く。だからチャンスはある。でもよほどねらわないとうっかりとやり過ごす。

つれあい

道があれば、そこはすでに誰かが歩いている。それも面白い。それが面白い。生きるって自分だけではないことを知る。

夜は必ず来る

夜の駅。最終電車が行ったあとは音が消える。眠りがさそってくれる、魂の浮遊。朝がやってくればラッキーだ。この世で、はでめての朝! のような朝。!

こんにちは!

あなたは人が歩いている道と、人が歩いていない道とどちらが好きですか。でもそこが道なら必ず誰かが通っているんですよね。そんなことを考えながら歩いている、佐野ヒロシです。

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