映画は、ストーリーもつくりも様々だが、ファンタジーが詰まっている。なぜ懐かしいのか、その秘密も解き明かしてみたい思いで今日も街にでる。(「紅茶とりんご」は今日の新しい一歩のためのガイドです)
手を替え品を替え、制作はしたが、いつものギャングコメディー。とはいうものの、お約束のどんでん返しは、規模は小さいものの、そここにあって楽しみは十分だ。 マコノヒーの出る映画は、いつもひねりがあるので、そういうのを期待する人にとっては、楽しみ十分。
おもしろさも一筋縄ではない映画だ。映画作りが劇中に行われていて、そんな多重構造からの連想は、ホラーコメディー「カメラを止めるな」につながるが、観る方が受けたインパクトは「カメ止め」をしのぐ大事件だ。
質感をもってはじまっていく映画だった。グローブのアップからはじまり、シャドウボクシングで終わる、はじめから終わりまで、ボクシング愛の映画だ。
殺人鬼と女子高生が入れ替わるというホラー映画。 中身が入れ替わる筋立てのドラマは最近よくみかける。主人公が最後にどうなるのか、が見どころだが、そこへの道筋はそれなり、
監督が3人がかりで完成させた作品。 主人公の少年は成長の過程にあるらしい。誰か大切な好きな人を失った過去があるらしい。父親は、宇宙変えてしまうような大それたことをやってのけようとしているらしい。 はじめて見る私は、膨大で複雑な情報を少しずつ咀嚼しながら見ていた。
どちらかと言えば、希望がほのかに垣間見られるが、それは、制作者のあたたかい視線の反映とでもいうべき明るさで、ここに描かれているのが、絶望なのか、希望なのか、判然としない。結局のところ、求道の映画といったところが、一番落ち着くかもしれない。
綾瀬はるかはそこそこ演じている。西島秀俊もそこそこ演じている。だったら、問題ないのでは? 綾瀬は国際的に活躍するアクション系スパイ(ボンドみたいな)らしい。西島もそこそこ強くて、綾瀬を管理する立場の公安の人間。 綾瀬が頭部に銃弾を受けて、記憶を失ってから、二人は夫婦となっ…
清原果耶と成田凌の出演なので、新しい世界でも広がるのかな、と観に行った。テーマは、大人の恋愛観に対して、恋愛無垢な女子高生と恋愛失敗だらけの塾講師が立ち向かう、という筋書き。 ところどころに決めセリフが…
母親役のジャッキー・ウィーバーが好演。 道具立ては、万全。 ゲイだった息子が急死して、テキサスからサンフランシスコに駆け付ける母親。息子はショーパブを経営をしていて、そこには人生の苦悩を抱えたゲイたちがいた。
登場人物は誰もが親しみやすいし、フィンランドの風景は、どれもすみやかで穏やかで、そんな情緒にひたるのならちょうどいい。 主人公がなぜ、フィンランドに来たのかが説得力に欠けるが、フィンランド流のユーモアは楽しめる。
親同士が再婚したので、姉弟になってしまった、男女の青春恋愛ドラマ。 渋谷の雑踏で、二人がぶつかるシーンからはじまるが、ある事情、という設定ではあるものの、出だしの悪さが、徐々に挽回されて、ハッピーエンドに向けて…
最後のシーンは、赤い風船が空高く飛んでいく。それが暗喩なのだろう。例えば、離れていく命、離れていく妻、エトセトラ。チベットでおこる家族の葛藤。
主人公のおばあちゃん、オーマは、ローマへ行かなければならない理由がある。主人公たちはドイツ人で敬虔なカトリック。イタリアの狂騒と出会って、ドラマが展開。このおばあちゃん、とんでもないクワセモノだったとしたら!
煉獄を舞台にした、韓国の、大(!)スペクタル映画。 煉獄に落ちて、本当に悪なのかどうか、何段階かの審理を経て、地獄行が、決定される。
高齢者が自立(?)して生きる、のがテーマの映画。 主人公(田中裕子)と、その周りにときどき出現する、ボケの暗喩、あるいはボケの化身、といった異世界の道化たちとで、物語は進んでいく。
映画『82年生まれ、キム・ジヨン』 原作は、韓国でベストセラーになった小説。 幸せそうな結婚生活のなかで、主人公が精神的に追い詰められていく。その遠因である、彼女の育って来た過程が描かれている。
代筆業が存在した時代に、生きた。しかも、戦争で失った腕のかわりに移植した(?) 人工腕で、美しい手紙文を代筆して、多くの人に感謝された主人公。
完璧な青春なんて、ありそうもない。だれだって、いびつな青春をかかえて、育ってきた。 いびつな同士が、重なり合って、隙間をつくりながら、相手と世界を理解していく、そんな映画だ。
シリアスで深いテーマをなげかけてくる、素晴らしい映画。 俳優たちがそれぞれの持ち味を100パーセント活かして、人間味あふれる登場人物を演じている。
事故で視力をうしなった役を吉高由里子が演じている。いつも立ち寄って、おしゃべりする駐車場ビルの管理室で、その日たまたまいあわせた元ボクサー役の横浜流星とであう。
高橋充希ワールド(全開とまではいかないが、)満開の映画! ヲタクをなぜか、オクテと無意識に置き換えて、自分のことだと、まず楽しめる。
© 2019.Hiroshi Sano
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