年賀状を印刷していて、インクジェットのインクが無くなったりしたら、慌てますよね。とくにそれが年末だったりしたら、なおさら。
そういう体験を何回かしたので、なんとか回避する方法がないか、試行錯誤してきた。
私が使用しているソフトはPhotoshopで今年も年賀状を印刷しているが、インクが瞬く間になくなるが、ヒヤヒヤ。(ところで私はプロのデザイナーではないので、これから書くことは基礎中の基礎なのかもしれないが、)
去年あたりから、いろいろインクの減りを防ぐ方法をいろいろとったのが、年賀状の季節がまた来て、去年の印刷を今年のと比較するとよくわかった。
今年もいろいろ試した。
まず、フォントに関しては、色指定の段階で、薄くするとか、いろいろ設定できる。
だが、実際に印刷してみると、思ったほどは、薄くなっていない。
この段階で、さらにフォントの色の設定をいじるのは、次に述べる方法に比べれば、インクの減りは劇的とは言えないので、無駄骨と言っていい。
では、どうするか。これから先は、オブジェクト全体を選択して、不透明度をいろいろいじるとよいと思う。
まず個別にフォントごとに色の設定をする。そのことで、フォント同士の色のあんばいを設定できる。
その上でさらに、全体の不透明度を調整してみる。私の場合75パーセントに落とした。
そうすると文字にあっさり感が出て、上品な感じになった。
さて、年賀状には写真やイラストもつきものである。
これらはまず個別に不透明度を調整しよう。そして次に、フォントを選択の範囲に入れて、全体の不透明度の調整しよう。
フォントの場合、年賀状では薄い印字の方がしゃれて見える場合がある。
しかし、同じ調整では、写真がうすくなって、味気がなくなることがある。
だから、写真やイラストの場合、全体の不透明度をいじる前に、個別にいじって調整してみるのがよいと思う。
私の場合、これで、インクの減り具合が劇的に減った!と感じられた。
そうそう、年末に時間に迫られて、年賀状を印刷し始めたはよいが、インク切れとなった苦い経験があって、こんなことを始めたのを思い出した。
しかし、こんな当たり前のこと(多分)も、必要に迫られて、習得するに至っている。Photoshopって、けっこうそんなことが多い。
(追記)あれから何日かたって、追加の年賀状を印刷しようとして、気が付いたこと。あたりまえのことながら、一度保存すると、もとの色味には戻せないので、上記の調整をする場合は、印刷用1とか、ファイル名を変えて保存することをオススメする。
(追記2)ごく当たり前のことを書き忘れていたので追記する。
自分が撮った写真を使用したくなった場合のこと、自慢したいのはわかるが、しょせん年賀状はがきで、その写真のよさを100パーセント再現するのは不可能である。
なにを言いたいのかというと、写真の一番アピールしたい部分を丸く切り抜け! 印刷でインクを節約したければ、四隅を印刷するのは無駄とこころえて、丸く切り抜いたらどうだろう。
こんな方法も、私にとっては試行錯誤から生まれた技だ。
(h.s)